- 2010年8月31日 3:09 PM
- fiat
停車時にエンジンが自動で止まるアイドリングストップ機能を搭載した車を、自動車各社が相次いで投入している。消費者の燃費志向が高まる中、低コストで燃費を向上できる手段として認知度が高まり、メーカー側も「アイドリングストップは燃費向上に効果的」(スズキ)として積極的に採用し始めた。
◆都市部では10%改善
この機能では赤信号などで車が止まった際に自動的にエンジンを停止することで、ガソリンの消費を減らす。渋滞の多い都市部では燃費は10%程度向上するとされ、各社ともエンジンの始動時間短縮や違和感のない再始動などの開発を進めている。
特にマツダは、軽自動車を除くすべての販売車に独自のアイドリングストップ機能「アイ・ストップ」を搭載する方針を打ち出しており、7月に発売した新型ミニバン「プレマシー」は量販グレードに標準装備。1カ月で販売した7240台のうちアイドリングストップ搭載車が7割を占めるなど、消費者の反応も上々という。
スズキも20日、主力車「ワゴンR」の一部改良に合わせ、アイドリングストップ搭載モデルを追加して発売した。燃費はガソリン1リットル当たり25キロとこれまでより2キロ向上し、軽ワゴン車ではトップの燃費を達成した。
この機能をスズキが採用したのは、2003年発売の「ツイン」以来7年ぶり。「当時は『急に止まると怖い』という声もあったが、今は燃費に対する消費者の意識が高い」(同社)として、消費者の反応などをみながら他車種への搭載も検討する。
日産自動車も小型車「マーチ」に搭載し、ガソリン車トップの燃費26キロを実現。フィアットグループオートモービルズジャパンが「フィアット500」の排気量1200cc車すべてに標準装備するなど、輸入車でも採用が増えている。
燃費38キロのトヨタ自動車「プリウス」など、販売が好調なハイブリッド車(HV)への対抗策としても有効だ。HVは車両価格が高めになる一方、「アイドリングストップは比較的に低コストで、ほかの車種にも展開しやすい」(マツダ)。軽自動車や小型車は価格の安さがセールスポイントだけに、スズキも「HVだけでなく、ガソリンエンジン車の燃費を向上させる技術も重要だ」とする。
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